...気はいいが怠者のそろいで...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そろいもそろって眼がどうかしているんだ...
海野十三 「四次元漂流」
...上下おそろいのしゃれた空色が...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...そろいもそろって...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...そろいもそろって無類の善人ばかりだった...
江戸川乱歩 「疑惑」
...娘たちはこの学校へいれられたが最後みんなおそろいの棒縞(ぼうじま)の制服を着せられて五か月たつまでは一回の外出も許されずに...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...スエズで買ったそろいのトルコ帽をかぶったジェルサレム行きの一行十人ばかり...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...やがて皆そろいましたので...
豊島与志雄 「影法師」
...切石を不揃(ふそろい)に畳み上げた胴中(どうなか)さえ所在(ありか)がまるで分らない...
夏目漱石 「永日小品」
...しかし自分の兄共は揃(そろい)も揃って芝居好で...
夏目漱石 「明治座の所感を虚子君に問れて」
...少なくとも吾輩の無聊(ぶりょう)を慰むるに足るほどの頭数(あたまかず)は御揃(おそろい)になったと云わねばならぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...猛威をふるったナチ・マニアの〈ジャガイモ一家〉のママ薯(いも)と娘薯(いも)がおそろいできているというので...
久生十蘭 「だいこん」
...そろいもそろって泥坊ばかりじゃでな! おや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ひとそろい食器を並べさせました...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「眠る森のお姫さま」
...「おそろいでござるな」「はア――」「ながく待たれたか」彼は誰にともなくそう云って...
本庄陸男 「石狩川」
...一そろいは六条の東の人にしてもらいましょう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...よくそろいもせず見苦しいのですが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「幸先(さいさき)はよいぞ!」阿波守の意気があがるとともに、出丸曲輪(でまるぐるわ)の工事は成り、石垣の普請(ふしん)は近く手を離れるばかり、火薬は硝薬庫(しょうやくぐら)にみち、兵船はそろい、家中の士気は揃ってくる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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