...二十八それ以来素戔嗚(すさのお)は...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...それ以来、隆夫はあのお家から離れないのです...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...で、それ以来、遊びの金に困る毎にこの手を用いました...
江戸川乱歩 「双生児」
...それ以来また夢枕に立たなくなつたさうだ...
薄田泣菫 「茶話」
...それ以来智恵子の息吹を常に身近かに感ずる事が出来...
高村光太郎 「智恵子抄」
...男の兄弟三人の生活と云ふものはそれ以来全く思ひ思ひの方向に絶ち切られてしまつた...
田畑修一郎 「鳥羽家の子供」
...鞄はそれ以来彼の手もとを離れなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...』『僕はそれ以来...
永井荷風 「一月一日」
...それ以来、往来に立つて聴いてゐる人を見ると、何だか憐れに思へてならない...
萩原朔太郎 「ラヂオ漫談」
...それ以来、私はずつとここにゐる...
原民喜 「二つの死」
...それ以来ふっつりと...
ニコライ・ゴーゴリ 平井肇訳 「外套」
...」「それ以来、余程あなたのところでは農奴が死にましたでしょうか?」「さあ、ちょっと分りかねますが、それは一つ管理人に訊ねてみる必要があると思います...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...それ以来物質的に補助されることになって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それ以来その窯のことが心を離れなかった...
柳宗悦 「日田の皿山」
...私自身もそれ以来まだみかけたことがないのである...
山本周五郎 「青べか物語」
...西村さんの評判はそれ以来絶頂に達した...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...縹緻(きりょう)といえば、妹の通子にも劣らぬ光子の御方は、こうした不運から若い黒髪をぷッつり切って、切下げ姿の淋しい花となったが、それ以来、御方の性格がガラリと一変して、京都の盛り場へ出歩いたり、女だてらに木太刀を取って遊侠の徒に交じったり、手のつけられない乱行を擅(ほしいまま)にした...
吉川英治 「剣難女難」
...それ以来とても考えこんでしまわれたのでございます...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
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