...二十八それ以来素戔嗚(すさのお)は...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...三角岳(さんかくだけ)メトロポリスそれ以来...
海野十三 「超人間X号」
...すると、ふしぎにも、それ以来、乞食は急に口がきけるやうになりました...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...それ以来、僕とトヨ公は、悲しい友人になりました...
太宰治 「女類」
...それ以来というもの...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...「それ以来私は時折暗示や符合やそして奇妙な非人間的なたよりを受取りました...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...お湯わいたか」それ以来...
外村繁 「澪標」
...それ以来、彼女はその娘たちに出会うと、強(し)いて笑顔を見せた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...婦人に対する純真な態度はそれ以来なくなったのです...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...それ以来、大勢の前での演説は少しおくれ気味になっていた所へ、この度文部省出張官の位置としての演説であったから遂に失敗したのである...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...それ以来、往来に立つて聴いてゐる人を見ると、何だか憐れに思へてならない...
萩原朔太郎 「ラヂオ漫談」
...それ以来、レミュとジャンヌの間に地下鉄の入口で待ち合せる習慣が出来、それが秋の末頃までつづいた...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...范増はそれ以来唯々諾々として一言も王を諫める事をしなかつた...
牧野信一 「悲しき項羽」
...それ以来引つづいて...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...それ以来、若い仙太は、飼犬の黒をつれて、山へ行く日が続いた...
矢田津世子 「凍雲」
...「それ以来ずっと松屋敷で世話をみてもらっているんですの...
山本周五郎 「麦藁帽子」
...それ以来この鍾馗は出たことがないが...
山本笑月 「明治世相百話」
...それ以来、足利といえば「――這奴(しゃつ)か!」というほどなお口吻(くちぶり)にもなり、事は瑣末(さまつ)だが、解けないしこりとなっていた...
吉川英治 「私本太平記」
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