...それっきりうつむいて黙った...
太宰治 「斜陽」
...それっきり三日も意識不明でいたんだもの...
太宰治 「冬の花火」
...それでこの話もそれっきりになってしまいました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...いつ無くなるともなく見えなくなってしまってそれっきり永久に消えてなくなってしまったのである...
寺田寅彦 「家庭の人へ」
...」それっきりだった...
豊島与志雄 「童貞」
...それっきり黙ってしまいますの...
豊島与志雄 「二つの途」
...」「ううん――それっきりさ――待てよ――やっぱりそうだ...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...それっきり音沙汰(おとさた)がない...
夏目漱石 「永日小品」
...トムはそれっきり行方知れずになってしまった...
西尾正 「墓場」
...鬘(かつら)が一ッ掛け」「小道具はそれっきりか」「それだけで沢山じゃありませんか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...とんだ草臥儲(くたびれもう)けかも知れないが」平次はそれっきり...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それっきり林太郎のことは忘れてしまって...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それっきりになってしまうの……それはもう...
久生十蘭 「あなたも私も」
...それっきり帰ってこない...
久生十蘭 「ノア」
...甥のリケットはそれっきり姿を晦(くら)まして了った...
松本泰 「緑衣の女」
...――増さんはそれっきり学校をやめたが...
山本周五郎 「青べか物語」
...――御挨拶だな、それっきりか...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...それからどうしたい」「それっきりでさ...
夢野久作 「難船小僧」
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