...山肌は紺碧に群山を抽いてそびえ立つてゐる...
今井邦子 「伊那紀行」
...そびえ立つその艦橋には...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...目の前にそびえ立つのは...
海野十三 「海底都市」
...水際からそびえ立つ丘のあいだに見られたときほど良い枠をもちえないし...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その煙は水平線にそびえ立つ怪異な樹木のようだった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「グローリア・スコット号」
...遠くの方にテューダー朝様式の煙突の数々そびえ立つくすんだ古屋敷がちらちら見えたが...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「自転車乗りの影」
...陸にはけはしい岩山がそびえ立つてゐたり...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...巨人の記憶作用としての図書館がここにそびえ立つこととなってくるのである...
中井正一 「巨像を彫るもの」
...五階七階のビルヂングがそびえ立つて...
萩原朔太郎 「悲しい新宿」
...海にそびえ立つ岩にかくれて一寸外から見えない個所があるのを中条はちゃんと知っていた...
浜尾四郎 「彼は誰を殺したか」
...黒々とそびえ立つクレーンの下に...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...黒々とそびえ立つ槍岳をあおいだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...黒々と海中にそびえ立つ絶壁の裾(すそ)に...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...ジョオゼフ・グランヴィル私たちはそのとき峨々(がが)としてそびえ立つ岩の頂上にたどりついた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「メールストロムの旋渦」
...眼前に灰色の空を衝(つ)いてそびえ立つまで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...左のほうにそびえ立つ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...そして間もなくすぐ目の前に小山のやうにそびえ立つ...
宮原晃一郎 「ラマ塔の秘密」
...高々とそびえ立つ雪を戴いた途方もない山々の連なりが出現し...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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