...こんな事を思うすぐそばから葉子は倉地の細君(さいくん)の事も思った...
有島武郎 「或る女」
...氷峰もそばから云ひ添へる...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そばからお豐さんが同情して呉れた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...そばから口をそえて...
海野十三 「怪塔王」
...その石のそばから拾ったとしたらどうだ」左右田は...
江戸川乱歩 「一枚の切符」
...不思議ですね! 計量器が動いているとすればどこかに電気が使ってなければならないですが……」すると今まで始終黙っていた巡査がそばから口を出して...
妹尾韶夫 「凍るアラベスク」
...そばからセルゲイの心をひくように言いました...
塚原健二郎 「海からきた卵」
...おじさんもそばから加わるよ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...素姓の卑しい……」二等大尉はまたもやそばから口を出した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...チロを自分のそばから放しませんでした...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...そのとき私は芥川さんの手帖にその犬の名前だの値段だのをそばから書かせられた...
堀辰雄 「高原にて」
...大助はいいしおに会釈して兄妹のそばから離れた...
山本周五郎 「新潮記」
...次郎がそばからこう言って...
吉川英治 「江戸三国志」
...そばからすぐ醒(さ)めてしまうわ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...盧俊儀もまたそばから言った...
吉川英治 「新・水滸伝」
...描けたそばから後ろへやって...
吉川英治 「随筆 新平家」
...啓之助もそばから顔をさしだした...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...「義澄を討たすな」と、頼朝のそばから、二人立ち、三人立ち、五人まで駈け上がって行くと、「みんな来いっ」と、頼朝まで、跳び上がって、遂に敵へ当り始めた...
吉川英治 「源頼朝」
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