...その都度僕がことわっているのですが...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...親父はその都度(つど)怒鳴りつけて追い返したばかりか...
江戸川乱歩 「疑惑」
...その都度百匹の南京鼠が裾の周囲(まはり)に潜り込んでるやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...私はその都度それを虫みづからが持つて生れた勘のよさから...
薄田泣菫 「独楽園」
...その都度(つど)都度に寄せられ...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...その都度きまって思い出すのは...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...なほ引用書名についてはその都度誌したからここに書かない...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...それでいてその都度...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...その都度(つど)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その都度(つど)断られ...
野村胡堂 「身代りの花嫁」
...その都度(つど)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...その都度(つど)地主から政府に提出した農奴数の届書(とどけしょ)をいう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...けれどもまたその都度(つど)立ち上つては身内(みうち)の力を掻き集めた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その都度(つど)樫の実などを少々賞与せぬと...
南方熊楠 「十二支考」
...その都度(つど)に家族の者が驚かされて「どうしたのか」と落ち付かせて聞いてみますと「何だか高い屋根か...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...木の間からときどき洩れて来る街灯の光りにその都度千鶴子の帽子の紅色のネットが泛き出した...
横光利一 「旅愁」
...その都度(つど)...
吉川英治 「新書太閤記」
...児島奪取の計は、その前からも、官兵衛が、「今のうちに」と、しばしば献言中だったが、その都度、秀吉は、「まあ、まあ」と軽く聞き流し、「あれには考えもあるから」といっていたものである...
吉川英治 「新書太閤記」
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