...その都度「ろおれんぞ」が一命を救はせ給うたのみか...
芥川龍之介 「奉教人の死」
...その都度眼の見えない校は...
薄田泣菫 「独楽園」
...その都度(つど)...
太宰治 「姥捨」
...その都度(つど)きちんと支払う...
太宰治 「グッド・バイ」
...その都度誰れに頼まれたでもなく...
辰野九紫 「青バスの女」
...そして、一寸ずつ、二寸ずつ、その都度、四辺の人の気配を窺いつつ、静かに、音も無く、滑り降りて行った...
直木三十五 「南国太平記」
...その都度都度(つどつど)馬鹿囃子がはじまります...
中里介山 「大菩薩峠」
...後にはその都度先生が西洋菓子を買ってこられて...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...僕の方ではその都度(つど)彼に対するこっちの相場が下落して行くような屈辱を感ずるのが例であった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...その都度(つど)...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ところがその都度...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...精神生活はその都度向上するわけである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...その都度母が言ったは...
南方熊楠 「十二支考」
...その都度欠かさずこの犬が来たからメソジスト犬と称えられた...
南方熊楠 「十二支考」
...その都度そのときの理解一杯のところでは考えていたが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...少女はその都度路をそれ心を他に転じたから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その都度(つど)謙信のあとより追馳(おいばせ)に伝令を発せい」「はっ...
吉川英治 「上杉謙信」
...その都度(つど)...
吉川英治 「大岡越前」
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