...その足で義雄は敷島の爲めに別れの一夜を明しに行つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...長谷部大尉は副長に、この新たな事件を伝えると、すぐその足で、杉田二等水兵の分隊へ行った...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...その足ですぐ目白署を訪ねている...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...その足で吉原へ赴いた...
高見順 「いやな感じ」
...その足ですぐ金毘羅様の境内を北から南に突き抜けて...
近松秋江 「狂乱」
...ヴェリチャーニノフはその足で誕生祝いの席へ乘りこんでやろうかと思ったし...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...その足で私は吉岡の家へ廻った...
豊島与志雄 「好意」
...七その足で平次は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その足ですぐお瀧を殺したとは思はれない」「――」「どうだ八...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...後で聞くと彼はその足で土地を棄てて他国へ出たのだそうな...
長谷川伸 「奇術考案業」
...勘定を貰ふとすぐその足で二三日遊び続けてやらうか...
葉山嘉樹 「工場の窓より」
...この不可思議な出来事を目撃するとすぐその足で幸田節三の妾宅へ飛んで行き事細かにありし次第を耳打ちした...
久生十蘭 「魔都」
...すぐその足でアルドゲイトのミルト広場(スクエア)へ立ちまわり...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...直ぐその足で問題のハイランド・アヴェニウの家へタクシを乗りつける...
牧逸馬 「土から手が」
...その足で私は野辺山の駅へ出て汽車で帰って来たのですが……金太郎君の話では金吾老人がその時「なあに四...
三好十郎 「樹氷」
...陳宮はその足ですぐ登城した...
吉川英治 「三国志」
...その足で彼は飛ぶごとく...
吉川英治 「私本太平記」
...その足で裏庭へ廻ってきた晁蓋は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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