...その足で義雄は敷島の爲めに別れの一夜を明しに行つた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...それで余らはすぐその足で病室に入って看護することになった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...その足で隣へ行った...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...私もすぐその足で...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...なおその足で京都まで行った...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その足で……と来た...
中里介山 「大菩薩峠」
...ひとつその空気の中をその足で突破してみてもらいたいんだ」「トッパヒヒヤロでござんすか...
中里介山 「大菩薩峠」
...その足ですぐ田原屋へ――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...四平次はその足で直ぐ壁隣りの相長屋...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その足で八丁堀に廻つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その足で東京検事局へ...
久生十蘭 「湖畔」
...そしてその足で警察へ自首して出るようにとすすめるのです...
平林初之輔 「秘密」
...その足で、日劇三階稽古場へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...すぐその足でアルドゲイトのミルト広場(スクエア)へ立ちまわり...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...その足でそんなに軽く地を踏んでお歩(あるき)になりますと...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...漁から戻(もど)るとその足で酒屋へはいった...
山本周五郎 「青べか物語」
...その足ですぐ安土(あづち)へ伺い...
吉川英治 「新書太閤記」
...泉岳寺からその足でここへ訪れて来たのであった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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