例文・使い方一覧でみる「そのはずみに」の意味
スポンサーリンク...そのはずみに、もうどろ／＼になりかけた紙のボウトは、ふいに二つにとけ割れました... 
鈴木三重吉 「一本足の兵隊」
...そのはずみに枝が揺れ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...そのはずみに夢が覚めて欠伸（あくび）が出た...
田中貢太郎 「令狐生冥夢録」
...そのはずみに仕掛（しかけ）が破れ...
田中英光 「オリンポスの果実」
...そのはずみに男はひよいと地上に降り立つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そのはずみに、彼の横顔が房一のすぐ鼻先きにぐつと近づいた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そのはずみに、房一は路々考へて来た挨拶のきつかけを度忘れてしまつたほどである...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そのはずみにひよろ長く生えた雑草に手を伸して引き（むし）り...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そのはずみに、イワン・イワーヌィチもよろけてころげ落ちた...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「カシタンカ」
...そのはずみに柿の葉が散るのかもしれません...
壺井栄 「柿の木のある家」
...そのはずみに、銅貨がすべり落ちて、入口の石段（いしだん）でちゃりんと鳴（な）った...
フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 「キリストのヨルカに召された少年」
...そのはずみに彼もそこにころがりました...
豊島与志雄 「エミリアンの旅」
...そのはずみに自分の足が何を蹴とばしたのだか...
堀辰雄 「匈奴の森など」
...そのはずみに二三寸ばかり先（さ）きへ走ったあとへ...
室生犀星 「童子」
...そのはずみに、ふたが開（あ）いて、中にはいっている春の花が見えました...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...そのはずみに向うからうつむいて来た婦人にブツカリそうになったので私はハッと立ち止（とど）まった...
夢野久作 「あやかしの鼓」
...そのはずみに籠の底が脱けてバッタリ落ちたので...
夢野久作 「いなか、の、じけん」
...そのはずみに吾輩のマントの両袖がスッポリと千切（ちぎ）れて...
夢野久作 「超人鬚野博士」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？