...寝ごこちはたいへんよく、気分もたいへんよく、そのうえ、たいへんよく眠(ねむ)れました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「アヒルの庭で」
...そのうえ、皇帝さまが、お食事をめしあがるところも、見られるようにしてやろう...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ナイチンゲール」
...そのうえ「何をさせてもソツがない」のだから...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...しかも、そのうえに、例の大きな酸素かぶとを、かぶっているのであった...
海野十三 「火星兵団」
...そのうえにある諸制度も陶工の手のうちの粘土のように思いのままの形になしうるものである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...そのうえ諺にも瓜と果物の青いのは口に適しないということがあります...
田中貢太郎 「胡氏」
...そのうえ自分がまた患(わずら)ったら困りますよ」挨拶(あいさつ)を交わして...
近松秋江 「狂乱」
...そのうえ、彼らは身を動かすこともできなかった...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...そのうえ彼はいつも医者と気が合わなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「倉庫ではしばしば横領されることがあるし、そのうえ、ある期間が過ぎると、その手続きが終ろうが終るまいがおかまいなく、何でもかでも売り払ってしまうからね...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...そのうえ私をののしりさえします...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...そのうえとり乱れていた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...そのうえ平和を乱して...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...そのうえ比嘉君はローマ字会の会員だったりしたので...
柳田国男 「故郷七十年」
...――そのうえで、義詮(よしあきら)に将軍職をゆずり、大名どもをして、二代将軍へのかわりなき忠誠を誓わせよう...
吉川英治 「私本太平記」
...そのうえ若君が、御大将(おんたいしょう)とおなりあそばして、富士(ふじ)ヶ根(ね)おろしに武田菱(たけだびし)の旗あげをなされたら、たちまち諸国からこぞってお味方に馳(は)せさんじてくることは火をみるよりあきらかです」「おまちなさい」と伊那丸(いなまる)ははじめて口をひらいた...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そのうえ帰国してもけっしておそくはない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そのうえで、やったとなると、口さがない世間は、(とうとう貧乏にもがいて、破れかぶれにやり居った)と云うだろう...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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