...名探偵の身にそなわる威力にうたれたのです...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...情景そなわる名曲となった...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...しぜんにそなわる親と子の情愛は...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...鷹揚(おうよう)な物腰の中にしぜんにそなわる威厳は目ざましいほど...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...騎士の身にそなわる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「無求備於一人(いちにんにそなわるをもとむるなかれ)」といい...
森鴎外 「渋江抽斎」
...やはり身にそなわる芸味がにじみ出るものだろうか...
吉川英治 「私本太平記」
...天性(てんせい)そなわる威容(いよう)には...
吉川英治 「神州天馬侠」
...やがてやや心に自信がそなわるといつものような調子で文八に頼んだ...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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