...そっけないつれなさに...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...そっけないと言おうか...
梅崎春生 「狂い凧」
...そっけない調子で云った...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...そっけない事務的な調子でいった...
江戸川乱歩 「影男」
...彼女の方へはチラリとそっけない流眄(ながしめ)を与えたきりで...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...そしてはなはだ冷淡でそっけない伯父さんとして...
寺田寅彦 「子猫」
...コーヒーを召し上がっていらっしゃいますよ」とマルファはなんだかそっけない調子でこう答えた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...」怪訝そうなそっけない返事だった...
豊島与志雄 「田舎者」
...そっけない辛辣(しんらつ)なものになっていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そっけないもののように...
中里介山 「大菩薩峠」
...一通の手紙にそっけない表現でくやみを述べてきたが...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...ありったけのことをすっかりぶちまけてください」このそっけない男が...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...問いかけてもそっけないので...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...しかもそっけない...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「道化者」
...おだやかな美人もあればそれを通り越してそっけない美人もある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼のそっけない態度を見ると...
山本周五郎 「季節のない街」
...妙にそっけないんです...
吉川英治 「親鸞聖人について」
...ツイそっけない返辞をしたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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