...なんにも知らないよ」博士はそっけなく答えたが...
海野十三 「火星兵団」
...それこそ味もそっけもないイギリス風(ア・ラングレーズ)の食事をすすめる...
滝沢敬一 「ブイヨン・ドンゾール」
...そしてはなはだ冷淡でそっけない伯父さんとして...
寺田寅彦 「子猫」
...隻脚(せききゃく)の青年は何か一言きわめてそっけない返事をしたまま...
寺田寅彦 「藤棚の陰から」
...」と素気(そっけ)なく言ってすぐ入口にまごついている加世子に目を見張った...
徳田秋声 「縮図」
...そっけない辛辣(しんらつ)なものになっていった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...素気(そっけ)なく顔をそむけてしまった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...しかし実際はこう素気(そっけ)ない世の中ではありません...
夏目漱石 「創作家の態度」
...いかにも冷たく素気(そっけ)なく...
野村胡堂 「楽聖物語」
...旦那はもっと稼ぎなすったようだが」グライドがそっけなく言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...そっけなく言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...そっけない不作法な要点だけだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...ある程度までそっけなくする義務があるって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...味もそっけもない風にしているのを見ると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼のそっけない態度を見ると...
山本周五郎 「季節のない街」
...素気(そっけ)なくお通りになるなんて...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...ツイそっけない返辞をしたが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...そっけなく後へはねのけた...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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