...五穀(こく)蔬果(そくわ)の生育(そだち)少しも雪を畏(おそれ)たる色なし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...そして今はほとんど根絶やし状態にあるグラウンドナットがおそらく霜と荒地とにもめげずに息を吹き返してそだち栄え...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...貧乏そだちの私にとっては...
太宰治 「風の便り」
...お武家(ぶけ)そだちらしいぞ...
太宰治 「きりぎりす」
...貴人のおうまれでありながら幼いときよりひかげもの(日陰者)ゝようにおそだちなされ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...東京生れの東京そだち...
野村胡堂 「胡堂百話」
...一目で東京そだちと知れる青年が...
野村胡堂 「胡堂百話」
...下町そだちの子供に...
長谷川時雨 「西洋の唐茄子」
......
樋口一葉 「さをのしづく」
...大ねが上方(かみがた)そだちだけに...
正岡子規 「俳句上の京と江戸」
...ともにそだちし筒井筒(つついづつ)...
三宅花圃 「藪の鶯」
...藩主は江戸うまれの江戸そだちであるから...
山本周五郎 「いさましい話」
...しかも江戸そだちの人間などに...
山本周五郎 「いさましい話」
...下町そだちはいったいにませるものだが...
山本周五郎 「寒橋」
...大きな商家そだちだそうで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...今日が初めてかと思ったんだ」「ばからしいこと」「おまえ山そだちだろう」「お客さんはどうですか」「ばからしい」と七十郎が笑った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...みな北国そだちの歯の根達者...
吉川英治 「上杉謙信」
...すべて北国そだちの野兵山兵ではないか...
吉川英治 「三国志」
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