...晩餐もそこそこに濟ませて西川君は先づ家に走り...
石川三四郎 「浪」
...そこそこに帰って来た...
岩野泡鳴 「耽溺」
...朝飯もそこそこに私も身支度(みじたく)を整えましたが...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...相談が極まるとそこそこに...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...わたくしは毎年夏になると夕飯(ゆうめし)もそこそこに...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...海抜高距は僅か四百メートルそこそこに過ぎない...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...何とも致し方がない」そこそこに立上がる本道の袖を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...六十そこそこでしょう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...まだ三十そこそこの若者で...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...やつとのことで! 彼は飛びたつ思ひで支度もそこそこに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...一メートル六〇そこそこの身長を...
山本周五郎 「季節のない街」
...まだ二年そこそこにしかならなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...そんなわけで世帯を持ったのは五年そこそこ...
山本周五郎 「ひとでなし」
...挨拶もそこそこに幸太郎を抱いて外へ出た...
山本周五郎 「柳橋物語」
...百石そこそこの小身から...
山本周五郎 「山彦乙女」
...五十貫か六十貫そこそこの足軽小頭のはずだが」「そんな微賤(びせん)なやつが奉行か...
吉川英治 「新書太閤記」
...わずか半年そこそこでしかなかったけれど...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...十軒そこそこの小村に幟が立てられ...
若山牧水 「木枯紀行」
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