...ついにそのせり合いに敗れ去つた...
伊藤永之介 「押しかけ女房」
...タカムラとテルミドールとのせり合いになった...
犬田卯 「競馬」
...彼はもう以前からイワン・フョードロヴィッチと学識のせり合いをしていたのだが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...両者せり合いの形になって...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...グレイクスティーン代理大使とのせり合いも...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...某も同じ本木に望を掛け互にせり合い...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書」
...然(しか)るところその伽羅に本木(もとき)と末木(うらき)との二つありて、はるばる仙台より差下(さしくだ)され候伊達権中納言(だてごんちゅうなごん)殿の役人ぜひとも本木の方を取らんとし、某も同じ本木に望を掛け、互にせり合い、次第に値段をつけ上(あ)げ候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...暴風はただ怒りと怒りのせり合いから生ずるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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