例文・使い方一覧でみる「せっかん」の意味

...殊に枕（まくら）をはずすことにはその都度折檻（せっかん）を加えていたらしい... 殊に枕をはずすことにはその都度折檻を加えていたらしいの読み方
芥川龍之介「侏儒の言葉」

...エジプトの石棺（せっかん）に書いてあった「人生――戦闘（せんとう）」と云う言葉を思い出し... エジプトの石棺に書いてあった「人生――戦闘」と云う言葉を思い出しの読み方
芥川龍之介「三つの窓」

...折檻（せっかん）した... 折檻したの読み方
梅崎春生「記憶」

...多分三千子のふしだらを感づいて折檻（せっかん）でもするつもりだったのがつい激した余り... 多分三千子のふしだらを感づいて折檻でもするつもりだったのがつい激した余りの読み方
江戸川乱歩「一寸法師」

...粗相して冷酷な主人夫婦の折檻（せっかん）に逢（あ）わないようにとおずおず働いているのであった... 粗相して冷酷な主人夫婦の折檻に逢わないようにとおずおず働いているのであったの読み方
田中貢太郎「皿屋敷」

...当るところを幸いに折檻（せっかん）を加えてやろうとした途端に... 当るところを幸いに折檻を加えてやろうとした途端にの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...奴（やっこ）さんは僕を折檻（せっかん）しようというんだよ... 奴さんは僕を折檻しようというんだよの読み方
エドガー・アラン・ポー　Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳「黄金虫」

...このごろは唯呵責（かしゃく）と折檻（せっかん）よりしか児太郎から受けない彼は... このごろは唯呵責と折檻よりしか児太郎から受けない彼はの読み方
室生犀星「お小姓児太郎」

...はなはだやさしい・正に慈父の・折檻（せっかん）である... はなはだやさしい・正に慈父の・折檻であるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...もし反抗でもしたら片輪になるほど自分を折檻（せっかん）し... もし反抗でもしたら片輪になるほど自分を折檻しの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...折檻（せっかん）などせず... 折檻などせずの読み方
吉川英治「私本太平記」

...いわゆる摂関家（せっかんけ）につらなる名門だ... いわゆる摂関家につらなる名門だの読み方
吉川英治「私本太平記」

...折檻（せっかん）もむだなことだ... 折檻もむだなことだの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...折檻（せっかん）しておりました... 折檻しておりましたの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...飲め」と衆人稠座（ちゅうざ）のなかで御折檻（ごせっかん）のあったことや... 飲め」と衆人稠座のなかで御折檻のあったことやの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...都の摂関家（せっかんけ）領や... 都の摂関家領やの読み方
吉川英治「平の将門」

...鏡の入れてある石棺（せっかん）まで埋（うず）めこんだ... 鏡の入れてある石棺まで埋めこんだの読み方
吉川英治「梅里先生行状記」

...その子を折檻（せっかん）する時の... その子を折檻する時のの読み方
吉川英治「忘れ残りの記」

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