...せっかく田方氏を悦ばせてやろうと訪ねていったのに...
海野十三 「特許多腕人間方式」
...折角(せっかく)芸術を好きなものまで嫌いにさせて了う...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...せっかくな企図があるいはおそらく徒労に終わるのではないかと憂慮されるのである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...ほかの元気な者に食わせてはせっかくの苦心に対して申しわけない...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...せっかくの光明に力がありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかくお茶うけが来たんだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...せっかくの嫦娥(じょうが)が...
夏目漱石 「草枕」
...せっかく見え出した山の色をぼうとさせる...
夏目漱石 「坑夫」
...せっかく修業をさせると...
夏目漱石 「こころ」
...せっかく案内をつけてくれると云うなら...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...せっかく着ちまったんだから...
夏目漱石 「明暗」
...やはり沈着な口調で「その船頭でせっかくの催しも竜頭蛇尾(りゅうとうだび)に終りました...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...それにせっかく四五月経ってなれたと思うと六月目には出てしまうものも多い...
「赤い貨車」
...しかしお菓子の類は途中で蓋(ふた)を明(あ)けて冷い空気を入れると折角(せっかく)膨(ふく)らんだ菓子が縮まってモー再び膨れませんから極(ご)く手速くしないといけません」と何から何まで委(くわ)しき説明...
村井弦斎 「食道楽」
...そのせっかくの白い衣裳を...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...「――せっかくのご餞別(せんべつ)...
吉川英治 「三国志」
...せっかく名医に来て貰ったことだから...
吉川英治 「三国志」
...「せっかくの思し召だ...
吉川英治 「新書太閤記」
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