...せきとめる暇もなく涙がはらはらと流れ出た...
有島武郎 「或る女」
...また海の水をせきとめる大防波堤(だいぼうはてい)も...
海野十三 「海底都市」
...水をせきとめるための巨大な壁であった...
海野十三 「超人間X号」
...なげいたところで時勢のながれはせきとめることもできない...
種田山頭火 「其中日記」
...ベーリング海峡をせきとめる方法だとか...
永井隆 「この子を残して」
...子供のやうに涙があふれてくるのをせきとめる事が出來なかつた...
林芙美子 「雨」
...一ト月の間で流れをせきとめるほど川ふちに溜る製材の破片を広場の中央に塚ほどに積みあげて四方から火を放ちます...
牧野信一 「舞踏会余話」
...今ここでせきとめるわけには...
三好十郎 「その人を知らず」
...生絹は涙せきとめることができなかった...
室生犀星 「荻吹く歌」
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