...其家(そこ)の忰(せがれ)が蓄音機を鳴らし出す...
薄田泣菫 「茶話」
...せがれの身(み)がわりにしていただきたいところですが...
高山毅 「福沢諭吉」
...せがれの勝太郎を先に立て...
太宰治 「新釈諸国噺」
...こいつだけは売り物にしたくねえんだ! 来春には倅(せがれ)に嫁取りもしなけりゃならねえので...
橘外男 「蒲団」
...彼は岐阜市の隣接になった某町の豪農の伜(せがれ)で...
田中貢太郎 「雀が森の怪異」
...いったい辰雄は銀行家の忰(せがれ)で...
谷崎潤一郎 「細雪」
...(大声で)コースチャ! せがれや! コースチャ!マーシャ あたし行って...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...家主の倅(せがれ)周助だったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...倅(せがれ)の善太郎は少し不肖で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...妾のお江野は倅(せがれ)京之助をつれ出して夜逃げをし...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...伜(せがれ)の久太郎でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「豆腐やのせがれでも何でも...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...実に堂々たるものだったそうな――伜(せがれ)の程咨(ていじ)もそう云いおりました...
吉川英治 「三国志」
...手のつけられん小伜(こせがれ)じゃ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...伜(せがれ)も好きな方じゃ...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...ごあいさつしたいというのでござります」「小せがれめ」石舟斎は舌打ちして...
吉川英治 「宮本武蔵」
...伜(せがれ)に会うておくれぬか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...拙者は宮本村の無二斎の伜(せがれ)...
吉川英治 「宮本武蔵」
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