...私はそのいずれもを疑わないわけにはゆかなかった...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...いずれにせよ早く...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...小夜子は蔦(つた)の絡(から)まった長い塀(へい)のはずれで車をおりて...
徳田秋声 「仮装人物」
...いずれも上映禁止...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...この対立(いずれも水準としてのノルマリティーを主張して譲らない)はどこから導かれどう解決されるか...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...自然科学であろうと社会科学であろうと、それがアインシュタインとかマルクスとかと呼ばれる個人のもつ「人間性」を脱却せねばならぬ点に於て、斉しく「生活から縁遠」く、そしていずれも、ただ再び「人間性に還って」初めて「それ自らの存在の理由を獲得する」ものだという点に於て、斉しく生活に近くなければならない、と...
戸坂潤 「再び「科学の歴史的社会的制約」に就いて」
...弾(たま)ははずれた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...いずれも巧く行かない...
中谷宇吉郎 「科学と国境」
...議論はいずれ春永(はるなが)として...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...あばずれといふふうになつてしまつてゐる...
長谷川時雨 「凡愚姐御考」
...いずれ、深い事情があるだろう』と、きいたところが、その女郎め『わしのうちは、おとうさんが百姓で貧乏だったところへ、不作が三年続いて、地主に掟米(おきてまい)が納められずに、苦しみ抜いたあげく、ついに私が身売りをして、地主に義理を立てることになったの』といったんだ...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...あの方からは音信(おとずれ)さえもなかった...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...挙げられている国の中でオランダを除いていずれの国よりも...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...たとえば男女いずれとも別らぬ者を見れば...
南方熊楠 「十二支考」
...いずれの時代にか露西亜と同じく...
柳田國男 「名字の話」
...いずれに致しても...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いずれに致しましても...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...いずれは由縁(ゆかり)へお身を潜めているものと思われますから」「む! たのもしい」尊氏は俄に一縷(いちる)の光を見いだしたようだった...
吉川英治 「私本太平記」
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