...両側にずらりと並(なら)んで...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「イーダちゃんのお花」
...ずらりと拝伏した処が描いてある...
泉鏡花 「婦系図」
...その川床にずらりと並んで敵の眼を暗(くら)ました...
岩野泡鳴 「戦話」
...ずらりと立ち並んで...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...ずらりと並んでいるのも癪で飛び出してしまったけれど...
上田広 「指導物語」
...それこそ何百台と数えられる自動車がずらりと並んで駐車しているのを思いだす...
上村松園 「中支遊記」
...ずらりと並べてある箪笥の一つの抽斗が開いていて腕時計のケースがありません...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...みんな御一緒にずらりと南庭に列座して...
太宰治 「右大臣実朝」
...ひろい並木路の両側にずらりと立ち並んだ白い十字架や石碑と...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...皆まっすぐを向いてずらりと並びました...
豊島与志雄 「影法師」
...出来合いの女服と子供服が両側にずらりと掛けてある...
豊島与志雄 「母親」
...縁日には大勢乞食がでてお寺の塀ぎはにずらりとならぶ...
中勘助 「銀の匙」
...ずらり並んだ房の下がつた椅子のこと...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...植込みのあいだにずらりとキャンプができて...
久生十蘭 「だいこん」
...裏庭花壇の花々がずらりと見えるでしょう」レスブリッジも気づいて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...金(きん)の大杯や皿や鉢がずらりと並べてあるのを見るでしょう...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...山口はうす笑いを洩(もら)しながら車夫の顔をずらりと見廻して...
横光利一 「上海」
...ずらりと立ち並(なら)んでいた...
吉川英治 「夕顔の門」
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