...ずぶりと通した気高き簾中(れんじゅう)...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...ボコポン靴をずぶりと脱いで...
泉鏡花 「婦系図」
...ずぶりと沈んでしまった...
海野十三 「海底大陸」
...ずぶりずぶりと水中にもぐる...
海野十三 「海底都市」
...ずぶりとおしりをお突き刺(さ)しになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...いきなりずぶりと盥に入れた...
太宰治 「新釈諸国噺」
...一間ばかりの木の枝を持ち、黙つて走つて行つて、ざんぶと渓流に突入し、ずぶりとやつた...
太宰治 「津軽」
...ずぶりと深みへはまってごらんなさい!エレーナ (ムッとして)どうしようと...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...わが片目へずぶりと立った...
知里真志保 「アイヌ宗教成立の史的背景」
...ずぶりと二つに割って...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...光った針が皮ばかりの胸へずぶりと差された...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...それを踏んでもなおずぶりともぐるようになる...
中村清太郎 「山岳浄土」
...ずぶりと腕に射した...
林芙美子 「晩菊」
...ずぶりと穴のあく...
別所梅之助 「雪の武石峠」
...そこにふみこむとくるぶしまでずぶりとはいった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ずぶりずぶりとつきさしました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「いさましい ちびの仕立屋さん」
...ずぶりと水の中へ沈むのといっしょに...
山本周五郎 「柳橋物語」
...ずぶり浸(つか)っているようなもんだぜ!」「聞かせて...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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