...ずっぷり頭まで水に隠したまま...
芥川龍之介 「妖婆」
...ずっぷりひたした手ぬぐいをゆるく絞って...
有島武郎 「或る女」
...「ずっぷりとまるで血のように真っ紅になって……確かに血なんだよ...
橘外男 「蒲団」
...柳の枝の先がずっぷり水に浸(つ)かり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ずっぷりと頸動脈へ斬りこんだ...
久生十蘭 「金狼」
...ずっぷり水へ漬け...
宮本百合子 「ある回想から」
...そういう風に古典にずっぷりと手をつっこめる或るものがなければ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなたはずっぷりとその水をお浴びになると...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...体と心をずっぷりと人生の激浪の底につけて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...しんまでずっぷりの姿よ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...汗をずっぷりとかいて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして頭からずっぷりと雨に濡れていた...
山本周五郎 「初蕾」
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