...川はずうっと下の谷底を流れているので幅がやっと五...
芥川龍之介 「日光小品」
...ずうっと眠っていたとしたら...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「かけっこ」
...ずうっと見していた眼を元へ戻し...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...上人は一座をずうっと見廻したが...
中里介山 「大菩薩峠」
...思わずうっとりして我を忘れて感嘆の声を久しゅうした...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...そのままずうっと縁の方まですさって往かれた...
堀辰雄 「ほととぎす」
...ずうっと遠くの天の隅(すみ)のあたりで...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...本当なら兄さんたちと一緒にずうっと北の方へ行ってるんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...今度ずうっと高いところをまっすぐに北へすすんでいるんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...勿論(もちろん)時々壊すこともあるけれども廻(まわ)してやるときの方がずうっと多いんだ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...わたしはずうっと工合がいゝよ...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...じきもうずうっと遠く小さく...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そのとき汽車のずうっとうしろの方からあの聞きなれた〔約二字分空白〕番の讃美歌(さんびか)のふしが聞えてきました...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...暮らしはずうっといいようでした...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
...あのサン・ピイエトロからずうっと右よりに行った処にある万神殿(パンシーオン)ね...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...ずうっとせん、春子さんをたずねて私も一度行ったことがあるのよ...
三好十郎 「樹氷」
...伸太郎 それでその後ずうっとおばさんの家で育てられたの...
森本薫 「女の一生」
...「ずうっとガチョウ番(ばん)をしていたんですが...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
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