...まだまだずうずうしくはなっていない...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...ずうずうしくもそれから...
太宰治 「畜犬談」
...美佐子はその場を救うためにわざとずうずうしく笑った...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...人中へ出てずうずうしく踊っているうちに巧(うま)くなるものよ」「そりゃあたしかにそうだろうけれども...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...何処までもずうずうしく...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...ずうずうしく二歩(ふたあし)三歩(みあし)近寄って来て...
田山花袋 「田舎教師」
...ずうずうしく一同を見廻した...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...ずうずうしく嘘をついたのだ...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...まだずうずうしくしてまさあ...
豊島与志雄 「過渡人」
...ずうずうしく召使に化けて‥‥』さすがの課長も...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...それを、そんな事を云ッて置きながら、ずうずうしく、のべんくらりと、大飯を食らッて……ているとは何所(どこ)まで押(おし)が重(おもた)いンだか数(すう)が知れないと思ッて」昇は苦笑いをしていた...
二葉亭四迷 「浮雲」
...いくら今松でもこの二軒の小屋を訪れるほど、ずうずうしくも、馬鹿でもなかった...
正岡容 「寄席」
...またあくる晩席亭に対してまた貸してくれとずうずうしく手を突き出したら...
正岡容 「寄席」
...そしてずうずうしくテラスまで投げあげられるかれの技芸的な笑い声は...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...僕の理智はここまで来ると立ちどまってしまいます――ある人間が自分の獣慾をおぞましくずうずうしく発表することによって...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神の剣」
...ずうずうしく同時にまた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...ずうずうしく行ったであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...あたしがどんなにずうずうしくたって」「そんなことをきいてやあしない...
山本周五郎 「おれの女房」
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