...のみならずいきなり立ち上ると...
芥川龍之介 「河童」
...彼等が随喜渇仰(ずいきかつごう)した仏(ほとけ)は...
芥川龍之介 「神神の微笑」
...弁疏もきかずいきなり解散を命じた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...かならずいきかえるのです...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...もし春琴が今少し如才(じょさい)なく人に謙(へりくだ)ることを知っていたなら大いにその名が顕(あら)われたであろうに富貴(ふうき)に育って生計の苦難を解せず気随気儘(きずいきまま)に振舞(ふるま)ったために世間から敬遠され...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...必しも御上に随喜(ずいき)の結果ではない...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...名優を随喜渇仰(ずいきかつごう)するもろもろの声を聞き流して...
中里介山 「大菩薩峠」
...その芋茎(ずいき)のような筋(きん)の束をピンセットで鋏んで示しているのはトゥルプ教授で...
野上豊一郎 「レンブラントの国」
...流れのふちには村の男女が抜いて来た許りの芋茎(ずいき)の根をば洗つてゐる...
正岡容 「巣鴨菊」
...但しこのとき鉄砲を携えた相助のくだりの挿話(ひきごと)で昔は旅人脅しに鉄砲と見せかけて夜半は「芋茎(ずいき)へ火縄を巻き付ける」ものあったと圓朝自身で...
正岡容 「我が圓朝研究」
...もし茶祖が今甦(よみがえ)るなら随喜(ずいき)の涙を流すであろう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...愈(いよいよ)その瑞気(ずいき)を慕ひて懈怠(けたい)無く祭り来(きた)り候...
柳田国男 「海上の道」
...お柳は何(な)ぜとも分らずいきなり自分の襟首を引き摺っていって...
横光利一 「上海」
...物も云わずいきなり久慈の足をぐっと踏みつけた...
横光利一 「旅愁」
...随喜(ずいき)して...
吉川英治 「新書太閤記」
...随喜(ずいき)のよだれ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...随喜渇仰(ずいきかつごう)の有様なのだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...中に瑞気(ずいき)あり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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