...わすれているのですか...
海野十三 「火星兵団」
...ピストルのたまをぬくのをわすれているほど...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...声がかすれているという情無い有様である...
太宰治 「チャンス」
...知っている? わすれているだろうな...
太宰治 「二十世紀旗手」
...それほどにもう自分の記憶がうすれているのはわびしいことである...
寺田寅彦 「庭の追憶」
...しかし内心はあの下女よりよっぽどすれているんだから...
夏目漱石 「二百十日」
...声が妙にかすれている...
火野葦平 「花と龍」
...余りに無礼で、すれているので、ヴィラがいらついて怒った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...――少しかすれているが上声(うわごえ)の...
水野葉舟 「遠野へ」
...こういってもう恥をわすれているようだった...
室生犀星 「津の国人」
...」「一日餌をやっていて二日わすれている人達に...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...そしてそのために彼らがもっと大切な尊い日常の義務をわすれていることを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼らはもう何を求めているのかをわすれている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...われわれ二十世紀人もわすれているようだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...かつて自然が我々をあんなに幸福にまた安全に導いてくれたことをわすれているのだ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...おしの」だがその声は低くかすれているため...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...とうの昔にわすれているが――いやじぶんもそうだったが――こいつは大きな見当(けんとう)ちがい...
吉川英治 「神州天馬侠」
...朝廷をわすれているから...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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