...サルサ根(こん)の液(えき)のはいったびんを持ってくるのをわすれたよ...
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...岩鼻の角(かど)にこすれたところから...
海野十三 「恐竜島」
...かすれたように声をだした...
海野十三 「少年探偵長」
...何だかかすれた人の声さえする様な気がした...
江戸川乱歩 「お勢登場」
...きみはあべこべの理屈(りくつ)をわすれたのかい...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...かすれた声で答えました...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...かすれた聲で二十いくつの怪談をつぎつぎと語つて聞せた...
太宰治 「陰火」
...」とかすれた声で...
太宰治 「新釈諸国噺」
...俺は何にもしやしなかった」かすれた声で藤三はそう言った...
富田常雄 「刺青」
...かすれた声にも凛とした響が加はつて来た...
平出修 「計画」
...かすれた聲にも凛(りん)とした響が加はつて來た...
平出修 「計畫」
...おばたちのことをわすれたくはございません...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「三人の糸くり女」
...かすれた囁(ささや)き声がした...
山本周五郎 「菊千代抄」
...そして喉にからまってかすれた...
山本周五郎 「季節のない街」
...夕映えの色もうすれた東の空に...
山本周五郎 「風流太平記」
...かすれたような声で...
山本周五郎 「山彦乙女」
...きさまは父帝の遺業をわすれたか...
吉川英治 「私本太平記」
...……で、よいお方に会うたわいと道ばたであったが、こちらから話しかけたのじゃ」「お吟さまには、今、どこにお在(い)でなされますか」「平田某とやら、名はわすれたが、三日月村の郷士の家にいるそうな」「ご縁家でございまするか」「たぶん……そんなことじゃろう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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