...別にすれからしぢやない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...」「すれからしと云ふからしは蜜柑と一緒にやアできないか...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...銀幕の上に持廻りのすれからし物を見せられると違って...
中里介山 「大菩薩峠」
...かかる料理屋などにすれからしたとも見えぬほどのおとなしさが甚だ人をゆかしがらせて...
正岡子規 「病牀六尺」
...一種の文化的すれからしとなってしまう...
宮本百合子 「豪華版」
...低いすれからした雰囲気の女王気取りで暮していることが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...今もむかしも、農村にはかならず一人や二人はいるぶらぶら者――怠け者で、すれからしで、屁理窟(へりくつ)ばかりこねて、勤勉な農をダニのように邪(さまた)げている――いわゆる駄農の類(たぐ)いには違いないようである...
吉川英治 「新書太閤記」
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