...予はその一日も速(すみやか)ならん事を祈る...
芥川龍之介 「開化の殺人」
...而(しか)も其時期(そのじき)は成(な)るべく速(すみやか)に之(これ)を決行(けつかう)せざるを得(え)ぬと決心(けつしん)したのは右(みぎ)の事情(じじやう)によるからであつたのである...
井上準之助 「金解禁前後の經濟事情」
...すみやかに到達したいと念じている次第であります...
高神覚昇 「般若心経講義」
...上達が非常に速(すみやか)で...
田中貢太郎 「緑衣人伝」
...そのかけひきのすみやかなることはまことに鬼神をあざむくばかり...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...すみやかに罰の対象とされてしまう...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...すみやかに歸帆あるへきなり」といふのであるが...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...巨人たる民衆にすみやかに寝間着をきせ床につかせること...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼岸(ひがん)に達せんとすれども流(ながれ)急なれば速(すみやか)に横断すべくもあらず...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...そんな放射能はすみやかに減ってゆくはずである...
永井隆 「この子を残して」
...……唐太(からふと)島の事に付(つき)魯国との関係を速(すみやか)に処分し...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...しかもできるだけすみやかに帰ってしまわなくてはならない...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...彼の印鑑の如きは速(すみやか)に之を火に投じて可なりとて...
福澤諭吉 「故社員の一言今尚精神」
...すみやかな決断が肝要なのだ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...この食物はこうして料理すれば消化吸収が速(すみやか)だという事を知っていて病家(びょうか)の人に注意するだけでも非常な利益になる...
村井弦斎 「食道楽」
...すみやかに大統をおうけあって...
吉川英治 「三国志」
...すみやかに行け」袁紹は激励して...
吉川英治 「三国志」
...すみやかに都門へ押送(おうそう)するように...
吉川英治 「新・水滸伝」
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