...「まあおそくなってすみませんでした事……まだ間に合いますかしら」と葉子がいいながら階段をのぼると...
有島武郎 「或る女」
...恐ろしさに両手で顔をおおいながら部屋のすみに退(さが)って行った...
有島武郎 「或る女」
...そのすみに、古ぼけた寝台がおいてあった...
海野十三 「太平洋魔城」
...大鳥氏の目のとどかないすみのほうの板戸が細めにひらかれ...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...冬籠(ふゆごもり)書斎の天地狭からず炭斗(すみとり)や個中の天地自(おのずか)ら十二月二十八日 丸之内倶楽部俳句会忘年会...
高浜虚子 「五百五十句」
...すみません、とおわびを言う...
太宰治 「新郎」
...すこしらくにしてあげましょう」赤ン坊の治療はかんたんにすみました...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...二度もあなたをまきぞえにしてすみませんが...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...メドヴェージェンコ おやすみ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...」亭主は片すみのテーブルにすわって...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...部屋の向うの隅(すみ)に行ってください...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...慰問袋も二つ、島田への羊カン、多賀子へのイニシアル入りのコンパクト、皆すみました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...縁側の角(すみ)に附いて廻つて...
森鴎外 「大塩平八郎」
...家が焼け棲家(すみか)のなくなった高田は...
横光利一 「微笑」
...すみました」「もうだめですわ...
吉川英治 「江戸三国志」
...こちらへおすすみ下さい」「童子...
吉川英治 「三国志」
...心のすみでかたづけていた...
吉川英治 「私本太平記」
...みすみすつづらを運ばれて行っても...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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