...いよいよ面目なくますます心は愚にかえりて我身も頼もしからず...
饗庭篁村 「良夜」
...お兄さんの精神の疾(いた)みはますますはげしくなるのを...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...朝は腹も空いてゐないからお茶を飲んですます...
種田山頭火 「行乞記」
...そのためにますますクリストフが好ましくなるばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ますます深く沈んでゆくばかりだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ますますそういう要求を強く感じていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ますます多くなる...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...ところが騒動が益(ますます)大きくなる...
夏目漱石 「模倣と独立」
...お君はお前をどう思っていた」平次の問いはますます深刻になります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...家はますます貧乏になる...
服部之総 「志士と経済」
...プロレタリア文学はますますさかんでした...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...事の次第にますます当惑するばかりだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...これがますます、私のためにはいけないいけないことだったんです...
正岡容 「初看板」
...同じ家の二階に上って向い合って食事をすますと...
水野葉舟 「黄昏」
...それが二枚の障子に写しかえられて女の眼にますます濃い姿をうつさせた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...さればこそますます狡猾を弄(ろう)さずにはいられなかったわけなんだった...
山本周五郎 「陽気な客」
...橇曳き生活のけわしい条件の下にあつてそれがますます成長した...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...益(ますます)つけあがるでありましょう...
夢野久作 「鼻の表現」
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