...ますますふえてきました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「眠りの精」
...それから以来紅葉の真蹟は益々(ますます)持てはやされて今では短冊一枚が三十円以上を値いしてるそうだ...
内田魯庵 「硯友社の勃興と道程」
...庭田たちにとってはますます帰途が遠くなるばかりだし...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...いよいよますます仕事はしやすい...
大杉栄 「獄中記」
...ますますその味わいを失って行く...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...ますます高くのぼる雲のつらなりは...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...かえって朝食(ちょうしょく)をすますと...
高山毅 「福沢諭吉」
...二三日来ますます衰弱した清三であった...
田山花袋 「田舎教師」
...彼は黙って私が勘定をすますまで待っていた...
豊島与志雄 「蠱惑」
...途中でますます面白いものとなって四方へ広がった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ますます内部で潜興(せんこう)してきた...
直木三十五 「南国太平記」
...自分はますます可哀(かわい)そうになった...
夏目漱石 「行人」
...お君はお前をどう思っていた」平次の問いはますます深刻になります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...空二はますます烈しく顫へて来た...
原民喜 「雲雀病院」
...輸出高益(ますます)減退するの悲況を呈するに至れり...
福田英子 「妾の半生涯」
...二人にはますます不利になる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...邪魔物もなく降り注ぐ光りでますます矢代は幸福を感じた...
横光利一 「旅愁」
...ますます怒ることなど矢代には眼に見えた...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索