...そして表現の量に重きをおいて...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...一国の戦争計画は先ず第一に外交に重きを置き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...重き枕を擡(もた)げしが...
泉鏡花 「活人形」
...一見平凡なるが如(ごと)き辞句がある重き真理を暗示しおる場合が甚(はなは)だ多い故(ゆえ)...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...この句は事実どちらにもみられるほどに双方ともに重きがおかれているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...さういふ処に仏教が重きを置いてゐるのも無理はない...
田山録弥 「脱却の工夫」
...或る社会では組織の鞏固(きょうこ)のみに重きを置かれる時代があります...
津田左右吉 「流れ行く歴史の動力」
...製菓界に重きを成していたもので...
徳田秋声 「縮図」
...道の実行実践に重きを置くのは云うまでもなくソヴェート・ロシア精神ではないか...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...而も曾て重きを藩閥政府に有したるは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...カトリック教徒らにとってはなんの重きもなさない...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
......
永井荷風 「自選 荷風百句」
...しかもわたくしは実父説に重きを置いて...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...瞼に重きうたた寐を払いのけて...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...初花の母親が重き病床より引立てられしもの也...
夢野久作 「白くれない」
...――鶏は晨(あした)を告げ、犬は盗人の番をし、牛は重きを負い、馬は遠きに行く...
吉川英治 「三国志」
...総奉行(そうぶぎょう)という重き役目にありながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...或は松永弾正自身が宣教師問題に重きを置かなかったのか...
和辻哲郎 「鎖国」
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