...戦略に於ても特に会戦に重きを置き時に機動を主とする誠に変化多きものとなる...
石原莞爾 「戦争史大観」
...故にヨブの子らは当然ある重き罪を犯して...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...予が老体には重きに耐えざるを以て...
関寛 「関牧塲創業記事」
...シュワルツが民間信仰に重きを置きしは...
高木敏雄 「比較神話学」
...名詞に重きを置く言語組織の一つの重要な利點は...
高田力 「ベーシック英語」
...しかしいずれも俳句であるという点に重きを置く...
高浜虚子 「俳句への道」
...ところが今の文壇の若い人達はさういふことには余り重きを置いてゐないやうである...
田山録弥 「手品」
...精進に重きをおく人であったから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...重きを公私人の間に有せり...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...畢竟(ひっきょう)記者は婚姻契約の重きを知らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...一つには方法よりも結果に重きをおいたことも関係があろう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...蘭軒が未だ山陽に重きを置かなかつた故だとも考へられ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...その「ドラマ」となるは人を主とすること重きときなり...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...老中に重きをなしていた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――鶏は晨(あした)を告げ、犬は盗人の番をし、牛は重きを負い、馬は遠きに行く...
吉川英治 「三国志」
...「武者所の重きにある身...
吉川英治 「私本太平記」
...国法のなお重き事は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この地方に重きをなしていた重因であると観(み)るのが...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
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