...支那の古代はかくの如く音楽に重きを置いたから...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...よほどこの点に重きをおかねばならぬ...
丘浅次郎 「民族の発展と理科」
...重き疵より溢れくる黒き血潮を乾かしつ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...――比較的方法論に重きをおいた史的唯物論の解説としてはA・コーン『プロレタリア経済学の方法論』(村田訳・叢文閣)や...
戸坂潤 「科学論」
...そしてそれこそ重きをなす唯一の事柄だった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...箔(はく)に重き一巻を...
夏目漱石 「虞美人草」
...穏便とか現状維持とかいう言葉には一般の人ほど重きを置いていない...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...此の如き損傷を来したるを見れば、膂力(りよりよく)ある男子ありて、手に棍棒、鉄棒、椅子等の如き大いなる、重き、鈍き器を取り、それにて打撃したるものと推測せらる...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...新所司代の威望信任はたちどころに千鈞の重きを致したという...
穂積陳重 「法窓夜話」
...客観に重きを置くといふも此処(ここ)の事を意味すると見れば差支(さしつかえ)無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...この書は学習用に極めて重きを成して...
三上義夫 「和算の社会的・芸術的特性について」
...人の物と我物との別に重きを置かぬ...
森鴎外 「渋江抽斎」
...殊に彼はルイザを娶(めと)ってから彼に皇帝の重きを与えた彼の最も得意とする外征の手腕を...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...――鶏は晨(あした)を告げ、犬は盗人の番をし、牛は重きを負い、馬は遠きに行く...
吉川英治 「三国志」
...足利将軍の下に重きをなしていた道誉であった...
吉川英治 「私本太平記」
...あまり重きをおいていられないのだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...嶄然(ざんぜん)重きをなしてきた彼であったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...また重きを加えた...
吉川英治 「新書太閤記」
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