...空気はそのエーテルより重きことはなお水の土よりも軽きがごとし...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...其時に於て豫審判事は聞取書と被告の申立と孰れに重きを置くでせうか...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...鬱然(うつぜん)として思想壇に重きをなした雑誌界の覇王(はおう)であった...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...かゝる重き編輯の命を...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...がその重きをなしている点が違っていると思います...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...しかしいずれも俳句であるという点に重きを置く...
高浜虚子 「俳句への道」
...如何(いか)でか御託命の重きに堪へ申すべき...
高山樗牛 「瀧口入道」
...『口重く舌重き』ひどい訥弁(とつべん)で懸命に説いて廻ってかえって皆に迷惑がられ...
太宰治 「惜別」
...また重き荷を括(くく)りて人の肩にのせ...
太宰治 「如是我聞」
...だから店でもあまり重きをおいていないので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...徳義心の高い個人主義にやはり重きをおく方が...
夏目漱石 「私の個人主義」
...京師以西には淨土宗が布教上大に重きを措いたと云ふ譯ではないけれど...
原勝郎 「鎌倉時代の布教と當時の交通」
...客観に重きを置くといふも此処(ここ)の事を意味すると見れば差支(さしつかえ)無之候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...輕きか重きかの問題を大切にし...
司馬遷 箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...仮に式服礼服に重きをおこうとも...
柳田国男 「木綿以前の事」
...位階冠帯は重きに過ぎて...
吉川英治 「三国志」
...「武者所の重きにある身...
吉川英治 「私本太平記」
...重き君命にたいし...
吉川英治 「新書太閤記」
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