...船長も警部のすばやい身のひき方に感心し...
海野十三 「海底大陸」
...もし、わながなかったら、すばやい賊は、とっくに逃げさっていたことでしょう...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...じつにすばやいはたらきでした...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...すばやい二十面相は...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...」小林君はチンピラのすばやい知恵をほめながら...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...彼女のあのすばやい敏感性...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...すばやい、軽(かろ)やかな、それでいて用心ぶかい足音が、はっきりと庭の中に響(ひび)いていた...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...何とすばやい速度であったろう...
富ノ沢麟太郎 「あめんちあ」
...それにすばやいのを目のかたきにして追ひまはす...
中勘助 「銀の匙」
...存外すばやい奴でとり逃したが...
中里介山 「大菩薩峠」
...動作は器械のように正確にすばやい...
三好十郎 「その人を知らず」
...力のこもったすばやい動作で...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...ええ凧です」彼はすばやい横眼で右衛門の顔色を見る...
山本周五郎 「思い違い物語」
...眼がすばやいまばたきをする...
山本周五郎 「季節のない街」
...非常にすばやい動作だった...
山本周五郎 「風流太平記」
...……じっさいには、これよりさきに、六代将軍となった家宣(いえのぶ)(甲府侯)と、その帷幄(いあく)の人々の、すばやい、果断な処置によって、柳沢系の勢力は、巧みに骨抜きにされ、もはや、なにをする余力も、無くなっていたのであるが...
山本周五郎 「山彦乙女」
...そのすばやい踵(かかと)を肩に与えられて...
吉川英治 「江戸三国志」
...すばやいやつ、そも何者かと追いついてみると、それはやはり同郷逸見(へみの)冠者光長、安田三郎義定などの味方だった...
吉川英治 「源頼朝」
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