...「つまりおやじさんの自家用酒という名目にしてあるのかね?」「それが逆なんですよ」フクさんは以前はぶすっとした無愛想な女で...
梅崎春生 「凡人凡語」
...」大きい溜息が出て、胸の中が、すっとした...
太宰治 「乞食学生」
...すっとした...
太宰治 「女生徒」
...何だか分らないが、何かに、復讐してやったようで、すっとした...
豊島与志雄 「復讐」
...ざまあ見ろという思いで胸がすっとした...
豊島与志雄 「程よい人」
...胸がすっとしたよ」「そうかい」「こいつ...
直木三十五 「南国太平記」
...豊川はぶすっとした顔で...
久生十蘭 「川波」
...ぶすっとした顔がライトに照らされた時...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...ほっといて」リッチフォードがぶすっとした表情で出て行った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...胸がすっとしたと呼びかけた男があった...
山本周五郎 「さぶ」
...「今日は御苦労だった」政右衛門はぶすっとした顔で去った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...相変らずぶすっとした顔で蓬(よもぎ)臭い莨(たばこ)をふかし...
山本周五郎 「柳橋物語」
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