...すたすたとドアを排して出ていつた...
石川三四郎 「浪」
...彼はすたすたと足をはやめ...
海野十三 「生きている腸」
...すたすたと群衆の方へ近づく...
海野十三 「火星探険」
...すたすたと鉄門をあけて...
海野十三 「火星兵団」
...すたすたと足早にそこを離れて向うへ行った...
海野十三 「地獄の使者」
...同じ歩調ですたすたと歩いていったが...
田山花袋 「少女病」
...すたすたと駈(か)け出して裏通りづたいに家(うち)へ帰って来た...
徳田秋声 「縮図」
...すたすた歩いて行く痩せ形(がた)の姿は...
豊島与志雄 「反抗」
...すたすた歩き出す」小野さんは...
夏目漱石 「虞美人草」
...すたすた巡査の前を通り越して人道へ飛び上がったが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...逃げ出すやうにすたすたと歩き出した...
萩原朔太郎 「夏帽子」
...そのまゝ延岡は庭の外へすたすたと跣足で出て行つてしまつた...
林芙美子 「就職」
...すたすたと、入って来たときの落ちついた足どりとはちがった、狼狽の歩調で、客人たちのいぶかる中を、表玄関に出た...
火野葦平 「花と龍」
...男が噴水のそばにすたすた歩いてきた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...そこをすたすた急いで走る車夫の足音も冴えて来たが...
横光利一 「旅愁」
...『文化は進んでいるが、そのかわりに、人間は甘いぞ』と、石田大七は、すたすたと、城下へ向って足を早めながら、愈、北条を見くびった...
吉川英治 「篝火の女」
...すたすたと城内へはいって行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...すたすたと胸突坂(むなつき)を登って行った...
吉川英治 「親鸞」
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