...覚えておいでだろうね」とわたしの方へ向って「これはすじ向うの楊二嫂(ようにそう)だよ...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...すじ向うの豆腐屋の奥に一日坐り込んでいたのがたしか楊二嫂とか言った...
魯迅 井上紅梅訳 「故郷」
...其のすじ向うの角の...
谷崎潤一郎 「少年」
...この家のすじ向うに宿屋がみえている...
山本周五郎 「新潮記」
...訊けやしないじゃないか」「その人のいたのはどこだ」「おいらの家のすじ向うにある武蔵(むさし)屋っていう宿屋だよ」さっき八十吉が自分の部屋からしきりに見張っていた宿にちがいない...
山本周五郎 「新潮記」
...ところが吾妻橋を渡って河一すじ向うに行くと...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この護国寺のすじ向うにある...
吉川英治 「江戸三国志」
...すじ向うに居酒屋があるらしい...
吉川英治 「江戸三国志」
...すじ向うの納屋(なや)の屋根に...
吉川英治 「江戸三国志」
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