例文・使い方一覧でみる「すじかい」の意味


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...その馬の影が、黒く地面に焼きついた上を、燕(つばくら)が一羽、ひらり羽根を光らせて、すじかいに、空(そら)へ舞い上がった...   その馬の影が、黒く地面に焼きついた上を、燕が一羽、ひらり羽根を光らせて、すじかいに、空へ舞い上がったの読み方
芥川龍之介 「偸盗」

...小さな箱をすじかいに肩へかけて...   小さな箱をすじかいに肩へかけての読み方
中里介山 「大菩薩峠」

...余る背中に筋違(すじかい)の笹(ささ)の葉の模様を背負(しょ)っている...   余る背中に筋違の笹の葉の模様を背負っているの読み方
夏目漱石 「永日小品」

...そこには薄墨で棒が一本筋違(すじかい)に書いてあった...   そこには薄墨で棒が一本筋違に書いてあったの読み方
夏目漱石 「行人」

...石垣の端(はじ)には階段が筋違(すじかい)に庭先まで刻(きざ)み上げてありました...   石垣の端には階段が筋違に庭先まで刻み上げてありましたの読み方
夏目漱石 「行人」

...琴も度々(たびたび)鍵(かぎ)の手に折れ曲がった筋違(すじかい)の室(へや)に運び去られるのです...   琴も度々鍵の手に折れ曲がった筋違の室に運び去られるのですの読み方
夏目漱石 「こころ」

...例えば時鳥(ほととぎす)平安城を筋違(すじかい)にと云う俳句があります...   例えば時鳥平安城を筋違にと云う俳句がありますの読み方
夏目漱石 「創作家の態度」

...突然鷹が向うに見える青い竹藪(たけやぶ)の方へ筋違(すじかい)に飛んで行った時...   突然鷹が向うに見える青い竹藪の方へ筋違に飛んで行った時の読み方
夏目漱石 「道草」

...方角から云えば少し筋違(すじかい)の所でとまった...   方角から云えば少し筋違の所でとまったの読み方
夏目漱石 「明暗」

...近いところ筋違橋(すじかいはし)外と和泉橋(いずみばし)の御救小屋(おすくいごや)へ流れ込む人の数を見ねえ...   近いところ筋違橋外と和泉橋の御救小屋へ流れ込む人の数を見ねえの読み方
野村胡堂 「黄金を浴びる女」

...近頃界隈(かいわい)へ越して来た人間は?」「通新石町から筋違見附(すじかいみつけ)...   近頃界隈へ越して来た人間は?」「通新石町から筋違見附の読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...筋違見附外(すじかいみつけそと)に大道易者をしている...   筋違見附外に大道易者をしているの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...筋違(すじかい)御門を右に見て歩いておりました...   筋違御門を右に見て歩いておりましたの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...外神田の筋違(すじかい)橋を渡った所で...   外神田の筋違橋を渡った所での読み方
柳田国男 「故郷七十年」

...小走りに筋違(すじかい)御門のほうへ向かった...   小走りに筋違御門のほうへ向かったの読み方
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

...北風になったもんで湯島から筋違橋(すじかいばし)...   北風になったもんで湯島から筋違橋の読み方
山本周五郎 「柳橋物語」

...少し横すじかいのX形に重なり合ったまま...   少し横すじかいのX形に重なり合ったままの読み方
夢野久作 「ドグラ・マグラ」

...二人とも御守殿風の長笄(ながこうがい)を横すじかいに崩(くず)し傾けて...   二人とも御守殿風の長笄を横すじかいに崩し傾けての読み方
夢野久作 「名君忠之」

「すじかい」の書き方・書き順

いろんなフォントで「すじかい」


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