...戸外では寒いからっ風が勢いこんで吹きすさんでいるらしく...
有島武郎 「星座」
...蒙古嵐というやつがびゅんびゅん吹きすさんでいる...
梅崎春生 「狂い凧」
...どの様な冷い風が吹きすさんでいるか...
江戸川乱歩 「火星の運河」
...吹きすさんでいるものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...段々生活がすさんでいるのをきいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...源氏もその横へ何かを書きすさんでいる時に明石は膝行(いざ)り出た...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...要するにこっちの舌もすさんでいるのだ...
吉川英治 「舌のすさび」
...それに疎開生活の世間というものは一ばい人の心もすさんでいる...
吉川英治 「私本太平記」
...真っ暗に吠(ほ)えすさんでいる...
吉川英治 「日本名婦伝」
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