...月満たずして早産(うま)れおちたすこやかな彼の初孫(ういまご)なんだ!……」わたしは思わずハッとした...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...すこやかな産声(うぶごえ)であり...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...生れてよりいとすこやかなりしが...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...わたしはときどきかれらの半分喰いのこした実をぬすんだ――かれらのえらんだイガのなかにはきっとすこやかなのがのこっていたから...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...それはすこやかな呼吸である...
種田山頭火 「其中日記」
...Iさんの寝床にもぐりこんだ!・心ゆたかなれば体すこやかなり...
種田山頭火 「其中日記」
...これらのことその身すこやかなれば元(もと)よりいふにも足らぬことなれど...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...すこやかなれかしと祈りてこの長き世をば尽さんには随分とも親孝行にてあられよ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...すこやかなる者も喰ひ...
子規 「闇汁圖解」
...人のすこやかな肉体を鉄拳でなぐりつけることに...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「なぐり合い」
...すこやかな幹を顫慄(せんりつ)させる泉の深い感応...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...健やかな情感とすこやかな理性というものは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...本当にすこやかな息吹きも爽やかな力を...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すこやかなることこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「私は元からこの通りすこやかなのに...
吉川英治 「江戸三国志」
...「いよいよ、おすこやかな態...
吉川英治 「新書太閤記」
...すこやかな子をもうけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...いとすこやかないびきをかいて寝てしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??