...すこやかな産声(うぶごえ)であり...
大阪圭吉 「灯台鬼」
...生れてよりいとすこやかなりしが...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...わたしはときどきかれらの半分喰いのこした実をぬすんだ――かれらのえらんだイガのなかにはきっとすこやかなのがのこっていたから...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...すこやかな呼吸二月十日雨...
種田山頭火 「其中日記」
...わが父すこやかなれば蟲のわが身とこしなへに餓ゑじ...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...君もすこやかなりしか...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...すこやかなれかしと祈りてこの長き世をば尽さんには随分とも親孝行にてあられよ...
樋口一葉 「ゆく雲」
...すこやかなれかしと祈(いの)りて此長(このなが)き世(よ)をば盡(つく)さんには隨分(ずいぶん)とも親孝行(おやこう/\)にてあられよ...
一葉女史 「ゆく雲」
...すこやかな泥人形などに思をよせて居る...
宮本百合子 「雨滴」
...よりすこやかな社会の可能をひらいてやろうとして精励したか...
宮本百合子 「結婚論の性格」
...すこやかな情感はすこやかな理性に生活が貫かれて居り...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...5885すこやかなる草木の芳しき香は声もなく静かなる空に満ちたり...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...すこやかなることこそ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...海からのすこやかな空氣を吸ひ込みながら歩いた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...「私は元からこの通りすこやかなのに...
吉川英治 「江戸三国志」
...「いよいよ、おすこやかな態...
吉川英治 「新書太閤記」
...すこやかな子をもうけ...
吉川英治 「新書太閤記」
...いとすこやかないびきをかいて寝てしまった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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