...九月十月の二た月は矢野もすこぶる元気よく経過し...
伊藤左千夫 「廃める」
...BB火薬はすこぶる爆破力が大きい新火薬で...
海野十三 「爆薬の花籠」
...常識で考えて見てもすこぶる明瞭であるにかかわらず...
丘浅次郎 「改善は頭から」
...今や夫人はすこぶる重大な訴訟(そしょう)を起していて...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...すこぶる堂々と歩み...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...彼はすこぶるきちんとして几帳面に見え...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...またすこぶる慶幸(けいこう)の心あり...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...刑期過ぎてこの男を放免するのもすこぶる遺憾なほどでありました...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...午前はすこぶるすいている...
夏目漱石 「三四郎」
...また個人的な体験をさまざまな形で取り入れている場合がすこぶる多い...
原田義人 「「世界文学大系58 カフカ」解説」
...その智恵すこぶる敏捷(びんしょう)にして...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...すこぶる文明開化趣味の横溢した少年雜誌であつて...
堀辰雄 「萩原朔太郎」
...財を守る蛇はすこぶる年寄りで色白く体に長毛あり...
南方熊楠 「十二支考」
...現在ではすこぶる明瞭である...
武者金吉 「地震なまず」
...すこぶる心静かに現在の病苦に堪えている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...万太郎にはすこぶる愉快に感じられました...
吉川英治 「江戸三国志」
...登子にもすこぶる意外な思いがされた...
吉川英治 「私本太平記」
...そういう道具(どうぐ)もすこぶる原始的(げんしてき)なものだった...
吉川英治 「神州天馬侠」
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