...すくなくとも、それをえらんだときの、わたしの投票は、公平なものだった...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「かけっこ」
...一人が「ヒアリ」というと他の一人が「フタリ」といい――すくなくともこんな風に聞える――そして漁夫達は...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...すくなくとも米国の兵隊との間柄においては...
石川欣一 「比島投降記」
...すくなくとも四頭...
海野十三 「恐竜島」
...太平洋横断にはアメリカのクリッパー機にのってもすくなくとも三日間はかかる...
海野十三 「大空魔艦」
...すくなくとも三十分はかかったように思う...
海野十三 「地球要塞」
...どうもすくなくとも普通のことを知らない...
夏目漱石 「道楽と職業」
...すくなくとも出版後五年...
萩原朔太郎 「青猫」
...すくなくとも私の信ずる所は...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...すくなくとも或る點で...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の追憶」
...すくなくとも純粋の意味で言われる芸術品(創作)には...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...すくなくとも、表面はそんなふうに見えた...
久生十蘭 「キャラコさん」
...すくなくとも二コ師団はいる...
久生十蘭 「だいこん」
...すくなくとも私に向ってはそう言いました...
三好十郎 「恐怖の季節」
...しかし、そのほかのです、そのほかの大多数の連中がだな、あんたがたを前に押し立ててですよ、この――つまり、なんだ、つまり私たちなどが戦争中、軍閥や財閥を押し立てて、つまり、軍国主義的空気に便乗してエテカッテをしていたというのなら、今、そんな連中だって、あんたがたを笠に着て押しまわっているんだと、言って言えないことはないわけで――とにかく、この、いえ、私がこんなことを言うのはだな、すくなくとも津村さん、あなたがたには私らの真意――つまり今となって大きなことは言えないけれどもがですよ、すくなくとも、この人間としての、このわずかながらです...
三好十郎 「猿の図」
...とにかく、ルリが今どんな事を考え、どんな事をやつていようと、すくなくとも、所在だけはハッキリしているのだ...
三好十郎 「肌の匂い」
...すくなくとも蝶が蜜を求めて飛びまわる姿は...
夢野久作 「能とは何か」
...すくなくとも夜中(やちゅう)だけは繃帯を解いて鍵をかけておかないと剣呑(けんのん)ですよ...
夢野久作 「一足お先に」
便利!手書き漢字入力検索