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芥川龍之介 「芥川龍之介歌集」
...行末は誰が家の令嬢貴夫人の襟を飾ったかも知れない駝鳥ボアが水にショボ湿れてピシャ/\になっていたのが老いすがれた美人の衰えを見るように哀れであった...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...津村はひと叢(むら)の野菊のすがれた垣根(かきね)の外に彳(たたず)みながら...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...花はもうすがれたが...
種田山頭火 「行乞記」
...彼岸花はすつかりすがれた...
種田山頭火 「其中日記」
...……・うらゝかにしてすがれた花にとまるてふちよも母子(オヤコ)で藷掘る暮れ早い百舌鳥の啼く・うらゝかなれば一羽鴉のきてなけば日あたり水仙もう芽ぶいたか・ことしもこゝに落葉しておなじ蓑虫白船君にあなたを待つてゐる火のよう燃える十一月廿四日けふもうらゝかな日...
種田山頭火 「其中日記」
...さびれすがれた村々に御告(みつげ)の鐘も鳴りやんで見渡すかぎり花もない時...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...忠太郎 老いすがれた女の人を見れば...
長谷川伸 「瞼の母 二幕六場」
...すがれたらすがってみようと思って来たけれど...
林芙美子 「新版 放浪記」
...すがれたやうな汚れた花をつけたさつきの鉢が五つ六つ置いてあつた...
林芙美子 「旅人」
...すがれたらすがってみようと思って来たけど...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...すがれた葭(よし)と真菰の池の岸まで美しいほどの白一色...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...さりとて小音ですがれたところに哀感のある小圓太のもまた捨てがたいと感じます...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...夏の終りのすがれた山鳩の声がひびく...
三好十郎 「樹氷」
...この痩せすがれた病骨を進ぜよう...
吉川英治 「新書太閤記」
...善信の旅にすがれた眸を...
吉川英治 「親鸞」
...みんなそれが蠱惑(こわく)になる……)その蠱惑が強力な光線のように丹左のすがれた細胞をゆうべから活溌に若やがせているのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...松虫草のすがれた十月であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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