...怖々(こわごわ)すかして見ると...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...どちらにもジグザグのすかしがはいっている...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...「Mr. S. K.」と書き続けたインキの痕(あと)をすかして見ると...
谷崎潤一郎 「秘密」
...やみの中にそれをすかしながめ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すかして見ると女は粛然として...
夏目漱石 「草枕」
...紫に見える所がありましょう」「あの日影の所ですか」「日影ですかしら...
夏目漱石 「草枕」
...少し年が老(ふ)け過ぎていますかしら」時ならぬ春の稲妻(いなずま)は...
夏目漱石 「虞美人草」
...眼をまわすかしていたんだろう」「それから何処へつれて行ったか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...裳(もすそ)とる片手(かたて)はすかし骨(ぼね)の塗柄(ぬりえ)の團扇(うちわ)に蚊(か)を拂(はら)ひつ...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...「そうですかしら...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...まったく何をやりだすかしれないがね」「そんな無茶が通るなんて...
松本泰 「謎の街」
...わたしたちはてんでんに腹(はら)をすかしきっていた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...特にわたしがそれをすかし見ることができるように...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何をし出すかしれないのよ...
横光利一 「上海」
......
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...闇をすかして望み見ると...
吉川英治 「三国志」
...芦をすかして大河の水が光ってみえる...
吉川英治 「私本太平記」
...主命で探しに来た市松は、闇をすかして、「於虎(おとら)かあ」と、よんでみた...
吉川英治 「新書太閤記」
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