...来(こ)う」仁王立(におうだ)ちになって睨(にら)みすえながら彼れは怒鳴(どな)った...
有島武郎 「カインの末裔」
...もう一組を火星に据付(すえつ)けることにあるのだ...
海野十三 「宇宙尖兵」
...末(すえ)の素六(そろく)は...
海野十三 「空襲葬送曲」
...権兵衛は眼を見すえた...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...権兵衛はじっと眼を見すえた...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...源氏物語末摘花(すえつむはな)の巻の終りの方に...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...末始終(すえしじゅう)和合するとは限らないんだから」叔母の見て来た世の中を正直に纏(まと)めるとこうなるよりほかに仕方なかった...
夏目漱石 「明暗」
...マイセン焼の陶(すえ)ものなどあり...
森鴎外 「文づかい」
...その上へ板のごとき脚(あし)なし膳(ぜん)をすえ並べて...
柳田国男 「木綿以前の事」
...だがあの嫁があるかぎり孫たちのゆくすえは安心だと思った...
山本周五郎 「日本婦道記」
...白洲に曳きすえられると...
吉川英治 「大岡越前」
...千秋季忠(すえただ)は...
吉川英治 「新書太閤記」
...その易者をねめすえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...そう長くもない格闘のすえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...死の莚(むしろ)へひきすえられたが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まだ旅疲れだ」「そいつあ、ちと、さっそく過ぎますが、どうですえ旦那...
吉川英治 「新・水滸伝」
...すっかり水木の家へ腰をすえて仕舞い...
蘭郁二郎 「魔像」
...「しょっちゅうお帰りを待ってたんですわ」と良人の顔を平然と見すえながら...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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