例文・使い方一覧でみる「じんわりと」の意味

...その古い傷口からは酒のような樹液がじんわりと浸（し）み出ていた...   
有島武郎 「フランセスの顔」

...が、彼はある抵抗以上に危険なものに遭遇した――この謎めいた国土の、じんわりと、いつ知らず身に沁みこんでくる、潜行的な雰囲気だった...   
リットン・ストレチー　Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」

...じんわりとおばさんの首を締めてゆくのに気がつきました...   
中里介山 「大菩薩峠」

...」あったかい感じがじんわりと広がった...   
Ｈ・ビーム・パイパー　H. Beam Piper The Creative CAT 訳 「最愛の君」

...じんわりとうつくしく感じるところの...   
室生犀星 「星より來れる者」

...じんわりと伊兵衛の眼に見いった...   
山本周五郎 「雨あがる」

...自分の背中にじんわりと押しつけられるのを感じながら...   
山本周五郎 「樅ノ木は残った」

「じんわりと」の書き方・書き順

いろんなフォントで「じんわりと」

ランダム例文：
告祭   雪夜   節々  

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