例文・使い方一覧でみる「じりじりと」の意味
スポンサーリンク...しかしむつまじくじりじりと過ぎて行く... 
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...じりじりとそれを成就するためには...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...大よろこびでじりじりと...
海野十三 「怪塔王」
...説明をして貰いたい」検事はじりじりと家政婦に肉迫する...
海野十三 「地獄の使者」
...警官たちは、トンネルの両方から、そのまんなかにいる二十面相を、じりじりと、はさみうちにしていきました...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...その二つの間の距離がじりじりと狭まっていった...
豊島与志雄 「神棚」
...じりじりと重くなっていった...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...じりじりと退いた...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...膝小僧をじりじりと進めて...
中里介山 「大菩薩峠」
...尻から胴の方へじりじりと競（せ）り上（あ）げて行った...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ただ急迫の度合がじりじりと徐徐につのつて行くのが...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...じりじりとけ出してあわを立てた...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...純粋の大根と米糠といったような原料だけできわめて長い時間をかけてじりじりと漬け込んで行き...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...じりじりとうしろへさがりだした...
山本周五郎 「花も刀も」
...じりじりと引く双腕の膂力（りょりょく）はまんりきのように強靱（きょうじん）であった...
山本周五郎 「風流太平記」
...……間一髪を容れぬ生死の境がじりじりと...
夢野久作 「暗黒公使」
...キット女の横頬を見詰めながらじりじりと後退（あとじさ）りをした...
夢野久作 「暗黒公使」
...そのじりじりとする懊悶（おうもん）を紛（まぎ）らわすように黒塗の欄へもたせた忠房の後ろに待ちかねた近侍の衣音（きぬおと）がしたので...
吉川英治 「剣難女難」
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