...上臈(じょうろう)に恋歌(れんか)でもつけていれば...
芥川龍之介 「俊寛」
...いきな女よりも品のよい上(じょうろう)型の人...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...そこへ御一族のお子様がたや上(じょうろう)様がたをお引き出しなされて...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...よく見ると一人の上(じょうろう)...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...此れは身分のある上(じょうろう)が我が名を秘して目下の者へ申し送ったものゝようである...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...乳母(うば)であり母である上(じょうろう)の婦人を配したところは...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...夏の夕方など毎日青く塗ったブリキのじょうろで花壇に水をやった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...通り掛りの上臈(じょうろう)は吾を護(まも)る侍の鎧の袖(そで)に隠れて関を抜ける...
夏目漱石 「幻影の盾」
...馬の尻尾てえやつは如露(じょうろ)で水を撒いて芽を出させるというわけにはゆかない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...すまし顔の女院や上(じょうろう)などは目もくれない...
久生十蘭 「無月物語」
...常禄(じょうろく)の高を減じたるをいうに非ず...
福沢諭吉 「旧藩情」
...夏でもぼてぼてとした襟裾(えりすそ)を重ねた上(じょうろう)が出て来るが...
柳田国男 「木綿以前の事」
...つまりは上(じょうろう)が急に起(た)って働く場合を形容した文句である...
柳田国男 「木綿以前の事」
...丈六平(じょうろくだいら)や薬師堂の辺は...
吉川英治 「私本太平記」
...御台所(みだいどころ)や上(じょうろう)たちの住む奥の館(たち)まで...
吉川英治 「新書太閤記」
...橋杭にかかった五人の遊女を葬って「上塚(じょうろうづか)」とよんだり「傾城塚」と称して...
吉川英治 「随筆 新平家」
...輿の上(じょうろう)は...
吉川英治 「日本名婦伝」
...そういう上(じょうろう)たちの風雅(みやび)も知らねば...
吉川英治 「源頼朝」
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