...上手下手(じょうずへた)を見分ける余裕もなく...
岩野泡鳴 「耽溺」
...上手(じょうず)と下手の相違はだいたい何事でも言葉では言い現わせないところにあり...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...母は非常にこれが上手(じょうず)で粒のよくそろったのをすえてくれた...
寺田寅彦 「自由画稿」
...下手(へた)と上手(じょうず)ではまるで別の楽器のような音が出る...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...浪さんはいつそんなにお世辞が上手(じょうず)になったのかい...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...ぼくが早くじょうずになるといいんだがなあ」「毎日...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...時とすると上手(じょうず)にひけることもあった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...どうかして上手(じょうず)な泥坊になる工夫(くふう)はないものかと...
豊島与志雄 「泥坊」
...トゥーサンは「買い物」を上手(じょうず)にやったか下手(へた)にやったか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...好きだからかきます」「先生はだれですか」「先生に習うほどじょうずじゃないの」「ちょっと拝見」「これ? これまだできていないの」とかきかけを三四郎の方へ出す...
夏目漱石 「三四郎」
...受け答えのよい人で話上手(じょうず)で...
長谷川時雨 「樋口一葉」
...じょうずになってね」とは僕の挨拶...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...文法知らぬ人が上手(じょうず)な歌を作りて人を驚かす事は世に例多し...
正岡子規 「俳諧大要」
...じょうずな相手がなくてつまらない...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...多弁な惟光は相手を説得する心で上手(じょうず)にいろいろ話したが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「年経にけるこの家の」と上手(じょうず)に声を添えた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...女相手にお話をあそばすことの上手(じょうず)な宮は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...男子を写すのは男の方が御上手(おじょうず)である事は申すまでもないので...
与謝野晶子 「産屋物語」
便利!手書き漢字入力検索