例文・使い方一覧でみる「じゃりじゃり」の意味
スポンサーリンク...やがて船底にじゃりじゃりと砂の触れる音が伝わった... 
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...剃刀（かみそり）がじゃりじゃりと音を立てた...
梅崎春生 「幻化」
...鬚（ひげ）がじゃりじゃりと鳴った...
梅崎春生 「風宴」
...砂がじゃりじゃり家々の窓や...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...其のじゃりじゃりと云う沙を掘る音と...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...それに交ってじゃりじゃりじゃりと砂を掘る音も聞えて来た...
田中貢太郎 「海神に祈る」
...舟はすぐ楊柳（ようりゅう）の浅緑の葉の煙（けむ）って見える水際の沙（すな）にじゃりじゃりと音をさした...
田中貢太郎 「蛇性の婬」
...舟はすぐ楊柳の浅緑の葉の煙って見える水際（みぎわ）の沙（すな）にじゃりじゃりと音をさした...
田中貢太郎 「雷峯塔物語」
...憂鬱（ゆううつ）な頭脳（あたま）の底がじゃりじゃりするようで...
徳田秋声 「仮装人物」
...昼の中（うち）は馬場の砂烟（すなけむり）が折々風の吹きぐあいで灰のように飛んで来て畳の上のみならず襖（ふすま）をしめた押入（おしいれ）の内までじゃりじゃりさせる事がある...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...直ぐにじゃりじゃりと砂の溜ってくる口から...
中島敦 「虎狩」
...じゃりじゃりする砂をふるって...
夏目漱石 「草枕」
...じゃりじゃり云う...
夏目漱石 「野分」
...口んなかまでじゃりじゃりだねと云いながら...
「海流」
...髭が剛く剃刀がじゃりじゃりして停って動かない時があった...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...栄二は口の中がじゃりじゃりするので...
山本周五郎 「さぶ」
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